いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

ズッキーニ・トロンベッタ

先週、灯油高値のニュースを聞いて
遅ればせながら、工房用冬の暖房灯油を買いに行きました。

週末に灯油と野菜を同時買い出し、となれば
灯油を同居人に依頼して、私は野菜担当に。

深谷の長在家直販所は広くて種類が多いのが魅力です。

今回出会った野菜が、今日の主役です。

まずは顔写真から。斜めにかぶった帽子がかわいい彼なのです。

f:id:imugemtei:20211023142535j:plain「ズッキーニ 194円」

 

で!全身画像がこちらです!

f:id:imugemtei:20211023142721j:plain

工房の椅子で傘さんと語らう図。(身長70㎝!)

 


窯の入り口で値上り激しい灯油さんと語らう姿も。

f:id:imugemtei:20211023142614j:plain

 
素晴らしいスタイルと、つるつるお肌にうっとり。

 

以下、色々調べて分かったこと。

まずお名前 。
「トランペットズッキーニ」
イタリア語では「ズッキーニ・トロンベッタ」
ホルンやトロンボーンの形にそだっても
名前は「トランペット」なのだそうです。

 

続いて、お味
のうちに若採りで食べれば「ズッキーニ」
緑が消えて肌色っぽくなり、表面に粉を吹いたら完熟で、
お味も「カボチャ」
通名「ツル首カボチャ」になる・・・と。

なるほど!

けりゃ「枝豆」・完熟では「大豆」。
名乗りも調理も違うけど、同一植物
おなじみ大豆さんと同じパターンなのですね!

「ツル首カボチャ」だったら、すでに愛用してます。
同じ味なのかな?

いずれにしての、当分はです。
包丁を入れたら、続報を。





 

秋の虫の話 2題

の虫の話1

柿の木を見上げていたら、2㎝ぐらいに育った「イラガの幼虫」を発見。
これが翡翠だったらさぞ高価であろうと思うような
やや光を通す鮮やかな緑の体に、を示す黄色とげが2列
さわったら大変なことになる毒虫だ。

退治のために高枝切りバサミを取りに行こうとしたその時、
「ブブブブブ」というはっきりした羽音と共に
大き目のハエというか、小ぶりの蜂というか、黒っぽい羽虫が8の字を描きながら
警報音のような大きな音を立てて飛んできたか、と思ったら
その「イラガの幼虫」の背に止まった!のだ。

【え?かすっただけでも火傷のように痛いイラガなのに、この蜂は平気なのか?】

そう思いつつ目を離せずにいたら、
いつもは動じない(?)イラガの幼虫の方が
腹側の黄色が見えるほどに身をよじって抵抗している様子が。

蜂はいったん離れ、また8の字に飛ぶ。
近くを同様に飛ぶ同じ蜂と一瞬絡まる様子を見せ、すぐに別れ、
またイラガへと向かう。

ああ、これは交尾だ。
とすると、イラガに卵を産み付けてる?
寄生蜂か!!

私が観たのは寄生蜂がイラガに卵を産み付ける瞬間だったらしい。

寒くなる前に、越冬に備えて固い繭を作るイラガ。

春先に繭を破って出てくるのは、イラガか、蜂か。

命がけのドラマの結末を見守るかどうか、
ちょっと迷ったけれど、
やっぱり「高枝切りバサミ」を取りに行きました。
チョンと切って、さようなら。
蜂さんにもイラガさんにも、恨みはないんだけど、ごめんね。


の虫の話2

イチジクを収穫しに行ったら、目をつけていた食べごろの実は、
鳥に先を越されて、中空の皮だけになってました。
やられた!と思いつつ、残りもどうぞ、と残しておいたら、
今度はがやってきて優雅に食事を始めた。

f:id:imugemtei:20211003204405j:plain

アゲハのようなきれいな羽もよう。鮮やかな赤い斑点。
でも、下羽にアゲハみたいな水滴デザインがない。
ふわふわでぽってりした腹。
少しくたびれた羽。産卵前なのかな。
うちのイチジクジュースは美味しいでしょう。

メルヘン気分でカメラに収めた。

 

さて、後刻。
ネットで調べてみたら
「アカボシゴマダラ」という名だという。

外国から持ち込まれた外来種特定外来生物
蝶マニアによる人為的な放蝶で増えたとされ、
その行為をゲリラ放虫」と呼ぶと知る。
増やして放てばに触れる、とも。

禍々しい文字列物騒な新語の出現に、
私のメルヘン気分は萎んで消えた。

 

蝶には罪はないんだよね。

アカボシゴマダラさんにも、なんかごめんね。

ある秋晴れの朝(猫バッグとアケビ)

洗濯物を干す前に、昨日仕上がった【猫バッグ】の写真を撮ろう。

f:id:imugemtei:20210914092043j:plain

かわいらしすぎて使えない猫の絵柄の「てぬぐい」

化粧品会社のロゴ入り帆布バッグに縫い付けて、

ロゴが隠れて絵が生きるマイバッグに変身。(我ながら良い思い付き♪)

f:id:imugemtei:20210914092218j:plain

・・・このへそ天猫の遠い目にやられました・・

 

撮影中、背景の栗の木に「やばいモノ」を発見・・・

うわぁ!イラガの幼虫軍団!!!

団体のうちに処理せねば・・緊急事態に「高枝切りバサミ」出動。

落とした「イラガ付き枝」を拾いに行って、足元に【茗荷発見!】

 

イラガの処理もそこそこに、掘り出し作業へ移行。

「そうだ・・裏のミョウガも点検しなければ」

トコトコと家の裏に移動する途中、アケビが色づいているのに気づいた。

 

何?この爆生り!!印が全部アケビの実)

f:id:imugemtei:20210914092324j:plain
f:id:imugemtei:20210914092358j:plain

バナナ並みです。  水路に咲く彼岸花を上から見ながら収穫、収穫。

f:id:imugemtei:20210914092432j:plainf:id:imugemtei:20210914093833j:plain

 

家の裏から台所へ、ぐるっと戻る途中。植木鉢に目が行く。

あら、今ごろやっと【パプリカが咲いた】

去年たべたパプリカの種から。蒔くのも植え替えも個展があって遅かったんだよね。

f:id:imugemtei:20210914092503j:plain
f:id:imugemtei:20210914092447j:plain

パプリカの蕾は、もうパプリカの形。カワイイ。(描きたいな)

 

隣にあるのは【2月に食べたパイナップルの葉】

f:id:imugemtei:20210914092518j:plain

クラウン栽培と、その脇芽を(これも遅ればせながら)

昨日株分けした子株たち。ぐらつき具合をちょっと点検。

手前右は差し入れていただいたマンゴー種から育った鉢。

猿蟹も呆れる庭w(種からの柿もホントに生えてるんです。)

 

色々仕事終えて、アケビとお茶でひとやすみ・・・

 

?・・あ?! 洗濯物!! (ドタバタ・・

 

 

 

イチジクとハラペーニョ

まず「庭のイチジク」で作る酵素シロップ】から。
豊作で生では食べきれない分で作ります。

 

仕込んだ日砂糖で埋め立てたみたい。

f:id:imugemtei:20210911103752j:plain


毎日かき混ぜて、6日経った今日。泡が出てます。

f:id:imugemtei:20210911103931j:plain

今回、
美味しい頭部分を生で食べてしまって、
根元の部分を酵素用に回してみたのだけれど
材料がイマイチ部材だと酵素発酵もイマイチなのかなぁ。

もう少し様子を見て発酵がピークを越えたら漉しわけます。


次に毎度お世話になっている県立農林公園で手に入れた
ハラペーニョという青唐辛子10本。
レシピを調べてピクルスにしてみました。

f:id:imugemtei:20210911104020j:plain

ハバネロのような凶暴さはないけれど、
作業には手袋が必要でした。
煮たてた酢液にハラペーニョを投入した時には
辛い奴独特のヤバい香りがたちのぼりました。
節度のある辛さ♪と清涼さでイイ感じみたい。

2日目から使えるとの事。うふふ。楽しみです。

エッセンシャルワーカー枠

教育職である家族達がいわゆる
【エッセンシャルワーカー枠】での
2回目ワクチン接種を終えた。
心配した副反応は、若い方に出たのみ。
(頬・顎周りのリンパ節に痛みが出て一日寝ていた。)

高校生世代の感染者数増加を考えると
おじいちゃん再任用教師の連れ合いとして
「ギリギリ」という感じだった。

なにせ、接種を終えても抗体ができるのは2週間後なのだ、
間に合ったといえるかどうかは、
2学期が始まってみないとわからないです。はい。

 

さて、私の生活は。

個展の後には定番の
【たまった家事との戦い】がありまして。

「個展で着た衣類のまとめ洗濯」とか
庭の雑草を「種をまき散らされる直前の雑草取り」とか、
「サボってた猫トイレの大掃除」とか、
「補充してなかった日用品の買い入れ」とか。。

(特に、今年は多雨と高温のせいで、
深く高く茂った草が、ものすごい!!)

今年はそれに
【ワクチンにまつわるアレコレ】が増える感じですな。

自身の接種予定も9月初めに決まったし。

 

・・・熱が出ないといいなぁ。

八木橋7回目の個展終了

終戦の日報道」がトップを譲るほど深刻な 
豪雨とコロナの災害のニュースが伝わっています。
渦中におられる皆様の、命の無事を祈るとともに、
最前線で戦ってくださる方々に深く感謝を申し上げます。

 


さて、私こと。

8月10日(水)に撤収作業を予定通り終え
八木橋さんでの7回目の個展は無事終了いたしました!八木橋さん個展会場入り口画像
今回も、友人や家族
八木橋温かいスタッフの皆さんに支えられて
恙なくやりおおせたことに、心底ほっとしております。
(このあと2週間たたないと本当のところはわかりませんが。)

皆様に心からお礼を申し上げます!!

状況が許さず、ご来場いただけなかった皆様にも、
「来るかどうかを迷ってくださって、感謝!」
「ご連絡ハガキにご連絡メールくださって感謝!」です。
ブログの場を借りてお礼申し上げます!!

八木橋さん個展会場、大皿が並ぶ画像



今回、特に違ったのは、

「普通に食器を選ぶように、
手に取って使い心地も鑑賞してくださいね。」
そうお声がけすると、
うれしそうにしてくださる方増えたこと。

もう一つ、
去り際に、ご挨拶くださる方が多かったこと。

この2つでしょう。

コロナ禍のために、
「直接会う」「直接触れる」が制限されて
その必要性に気づいた方が多いように感じました。

変な言い方ですが、
コロナ禍で「さわれない不自由」という体験をして、
そのおかげで「さわることの価値」を
再認識していただけた感じなのです。

私にとっても、
皆様のお声がけや(文字も含めた)オコトバ
とても心にしみたのです。今後の力になります。

ありがとうございました。

 

写真は両方とも【スタジオライトボックス 藤田雅己氏撮影】