いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

遅)連休の登山

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5月の連休は山梨の友人宅へ。
遅ればせながらその時の話。

メインイベントは
八ヶ岳に連なる「編笠山」(写真大,一番左の頂上)に、登る企画。
この友人の夫であり息子ケンケンの父であり、
家の製作者で、陶芸家で鍛冶屋の
故アンダス・エノクソン氏(の一部)が
粉末状にて眠っている事もあって
ちいさなビール缶を持っての墓参り登山でした。

4日、6時頃出発し、まず八ヶ岳の観音平まで車で登る。
すでに駐車場がいっぱいで驚く。
連休なので何日かかけて連覇する人もいると推察しつつ、
何とか駐車して歩き始める。天気は良好。
子供の1人はこの時点で、
「もうここでおにぎり食べようよ~」w
「あと何分?」「もう何mのぼったかな?」
「ここだよ、ここ。絶対ここだって!見てよ、この偉大な風景!」
日頃の運動不足で息が切れている親チームとしては、
文句言い続けながらも登る体力に子供の成長を実感。
返事フォローしきれず。ぜーぜー。

途中、富士山がこんにちわ。(写真1)

2時間ぐらい登ったあたりから、地面に残雪が見え始めた。
最初はちょろちょろだったが、次第に中ぱっぱ(違)
雪解け水の流れが登山道をぬらす感じになり、
更に登るとに沢になってしまった。
なるほどここの地点は「押手川」。川、の文字は伊達ではない。

更に一時間後。
斜面はほとんど残雪。5月でもこんな。(写真2)
樹の周りと岩の頭だけがぽっこりと黒い。
3度は登っている友人もこの地点で雪があるのは想定外とのこと。

踏み損ねれば大人の膝まである雪にうまり、
滑って肝を冷やす事を繰り返すうちに、
辛抱強い方の子供も
「怖いからもう登りたくないよ~」と言い出す。
今回、雪山を想定した靴をはいていないし、
下りはもっと滑りやすいし。

5年生というのは実に中途半端な年齢で
しっかり自力で歩くほど心は大人ではないが
体の方は大きくて、すでに抱っこおんぶはできないサイズ。
このあたりと、疲労、不安定な天候を勘案して、
途中下山を決めた。
雪の中でおにぎりを食べ、ビールを撒いて
エノクソンには
「また来るからねー!」と約束して、下山してきた。


滑りながらの下山は膝に来ましたよ。
次回は秋の予定。

「ついてるお肉の重量」を減らしましょうよ、
それまでに。