展観雑記・妙心寺展
ながながと展覧会記引っ張ってしまいました。
(途中、子供会の会長引き受け等、雑用がはいりまして・・)
さて、前述の展覧会とセットで出かけた「妙心寺展」
こちらのほうは、もともと好みの展示ではありませんでした。
正直なところは無料券があったからいったのです。
でも、行って見たら案外、いや、相当面白かったです。
座禅会がある日だったので参加してみたとか、
ブルガリアあたりの大使が来ている日でSPがいた、とか
ネタ的なトピックも色々あったのですが
そっちは、いい加減前のことになっていて忘れました。(え)
見たものの事については、覚えてますので、
2点ほどあげておきます。
【車つきの戸板(?)に乗った小型の船】
秀吉が長男棄君のためにあつらえたもの。
贅沢なおもちゃです。
まあ、年取ってやっと出来た実子、
秀吉パパの大喜びが見えるようです。
実際に幼児が乗り込み、召使に引かせて遊んだようです。
つかまり立ちに乗ったと思しきあたりの手すりが堅牢なこと・・・
幼い我が子を心配するのは戦国期でも同じです。
その隣に小さな小さな鎧兜一式。刀も一振り。
曲線がきれいなシンプルデザイン、
でもその金色はホントのGOLDですよね♪・・な兜。
室町期の名工による脇差を中に仕込んだその刀。
蒲生氏郷さん、加藤清正さんあたりが、
センスとお金全開で製作献上した逸品です。
この棄君、3歳ではかなくなるわけですが
妙心寺はそのお葬式が行われたお寺なのですね。
その関係で棄君の遺愛品が納められていたと。
弟の拾君(秀頼)のほうは大阪城とともに全部燃えてしまっています。
3歳で死んだがゆえに、その愛用品が妙心寺に納められ
焼失を逃れて豊臣の栄華を伝えるよすがとなっている・・
歴史の皮肉を感じます。
豊臣家とのかかわりだけでなく
現存する寄進状や、手紙には戦国武将たちの直筆が沢山!
肖像画も、生存当時に描かれたもの多数。
歴史小説、ドラマ好きには、ここでゆっくりキャラ分析も楽しいです。
手紙を端から読んでいれば、それだけで何時間でも遊んでいられそうでした。
【長谷川等伯の名品「枯木猿猴図」】
れがなんといっても「ツボ」でした。
あーもう、いいものはどこにあってもやっぱりいい!。
木のワイルドな格好よさ、猿のふわふわしたかわいさ、
手や、枝の伸びやかさ・・・と、
違った良さが1つの画面で溶け合ってます。
1つほしいわ。・・・うん。
(途中、子供会の会長引き受け等、雑用がはいりまして・・)
さて、前述の展覧会とセットで出かけた「妙心寺展」
こちらのほうは、もともと好みの展示ではありませんでした。
正直なところは無料券があったからいったのです。
でも、行って見たら案外、いや、相当面白かったです。
座禅会がある日だったので参加してみたとか、
ブルガリアあたりの大使が来ている日でSPがいた、とか
ネタ的なトピックも色々あったのですが
そっちは、いい加減前のことになっていて忘れました。(え)
見たものの事については、覚えてますので、
2点ほどあげておきます。
【車つきの戸板(?)に乗った小型の船】
秀吉が長男棄君のためにあつらえたもの。
贅沢なおもちゃです。
まあ、年取ってやっと出来た実子、
秀吉パパの大喜びが見えるようです。
実際に幼児が乗り込み、召使に引かせて遊んだようです。
つかまり立ちに乗ったと思しきあたりの手すりが堅牢なこと・・・
幼い我が子を心配するのは戦国期でも同じです。
その隣に小さな小さな鎧兜一式。刀も一振り。
曲線がきれいなシンプルデザイン、
でもその金色はホントのGOLDですよね♪・・な兜。
室町期の名工による脇差を中に仕込んだその刀。
蒲生氏郷さん、加藤清正さんあたりが、
センスとお金全開で製作献上した逸品です。
この棄君、3歳ではかなくなるわけですが
妙心寺はそのお葬式が行われたお寺なのですね。
その関係で棄君の遺愛品が納められていたと。
弟の拾君(秀頼)のほうは大阪城とともに全部燃えてしまっています。
3歳で死んだがゆえに、その愛用品が妙心寺に納められ
焼失を逃れて豊臣の栄華を伝えるよすがとなっている・・
歴史の皮肉を感じます。
豊臣家とのかかわりだけでなく
現存する寄進状や、手紙には戦国武将たちの直筆が沢山!
肖像画も、生存当時に描かれたもの多数。
歴史小説、ドラマ好きには、ここでゆっくりキャラ分析も楽しいです。
手紙を端から読んでいれば、それだけで何時間でも遊んでいられそうでした。
【長谷川等伯の名品「枯木猿猴図」】
れがなんといっても「ツボ」でした。
あーもう、いいものはどこにあってもやっぱりいい!。
木のワイルドな格好よさ、猿のふわふわしたかわいさ、
手や、枝の伸びやかさ・・・と、
違った良さが1つの画面で溶け合ってます。
1つほしいわ。・・・うん。