いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

夏休み1 小学校陶芸

自分の窯は放置のまま
小学校の窯をたきました。
つめて、自動焼成機のセットをしただけなんですが。

先生方がお忙しすぎて
来年以降はもう出来そうにない・・・
そういうお話だったので、ある材料を使い切る方向にしたのですが、
釉薬の調合時、透明釉を入れすぎて、
仕上がりが淡くなっちゃった。
最後なのに・・ちょっと残念でした。
先生にも皆さんにも ごめんなさい。

作業する先生方と、日程の相談をしていても
夏休がほとんど取れないほどに
研修、会議、準備・・・。
コウムイン一括りで、休みの日とか勤務形態とか
一般職並みにする方向に変わってきていますが、
(とくにT京のI原さん辺りがご熱心ですね。)
たとえば、日本の基幹産業、自動車会社だって
工場の作業員の就業形態と
販売系の会社員の就業形態と
デザイン部署の就業形態とでは
違いますよね。

次の世代を育てる部署の先生方に
どんな就業形態が理想でしょうね。
いつも、同じ出力でいてくれる事が良い仕事と、
相手に添った大きな緩急が必要な仕事とでは、
拘束時間のあり方も違っていいと思うのですが。

先生の側から見るのではなく
子供の側から見て、
一人の子供がもらえているエネルギー総量・・のような考え方で
切り口がないかなぁ・・・

子供に「残る、使える陶芸作品を」と
時間外でもがんばってくださっていた先生が
残念そうにおっしゃるご様子に
私ももやもや考えてしまいました。