いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

遺伝子組み換え作物承認についてのパブリックコメント、反対意見の投稿を終えました。

遺伝子組み換え作物承認についてのパブリックコメント
反対意見の投稿を終えました。

科学的な知識のない職人母の脳みそで出来る精一杯の抵抗でした。
何の役にも立たないかもしれないけど
届かないかもしれないけど、とにかく石は投げてみた、
というところです。

やってることが芸術家じゃないなぁ・・・・って思うけど、
やる必要があると思うことがこれなんだから仕方ない。
以下、つたない私の意見。

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承認に反対します。

理由
1、【交雑】狭い日本の畑、しかも雑草地が迫っている。
この環境では交雑の危険性があると思う。
その結果、除草剤の効かない雑草が増えることが予想できる。

2、【交雑問題発生時排除の困難】
いったん導入した後排除しようとしてもアメリカと事情が違い排除が難しい。
・日本の農法では畑が狭く、雑草地と入り組んでいる。
だから交雑を防ぐベルト地帯を設けることが出来ない。
・多湿で雑草が一年を通じて繁茂しやすいので、
いったん交雑が始まったらとめられない。

3、【使い方の不徹底で起こる事故の可能性】
個人業がほとんどの日本の農家は、アメリカのように大規模でマニュアル化された作業従事者と違い、
安全指導書をきちんと読み込んで作業出来る状況にない。
実際我が家の周りの農家さんなど、世間話に彼らが言う除草剤の希釈濃度は
自分の体に害があるというのにめちゃくちゃ高濃度である。

4、【放射線と突然変異の可能性】
先の原発事故で【年間1ミリシーベルトを超える被爆】が予想される地域が半径200km圏に及んでいる。
しかし、生産国であるアメリカの規制値はもっとずっと低い。
現在の日本の被爆状況下で「突然変異的に交雑が起こらない」という検証はなされていない。
導入検討するなら、まずこれを時間をかけて行うべきである。

5、【飼料とした肉から子供への影響】
4と同じく、現在原発事故のため、毎日微量ずつの体内被曝が避けられない。
こんな時にこれ以上の食の危険は避けるべきである。
複合汚染について相乗的な影響が出る可能性について充分に検証すべき。


最後に。
原子力は安全を言い続けていました。
震災がおこり、子供は危険にさらされています。
原子力は反応が始まってしまったら
【人間が制御しきれない】物です。
制御しきれないのに実用化したので災害が起こりました。

遺伝子の世界も同じです。まだわからないことだらけ。
いったん広がったら?
その遺伝子を持つものを殺せば終わりますか?
殺す対象は牛までですか?人もですか?
そのとき【想定外】だといいわけするのでしょうか。

今は、災害の対策で国中が手一杯です。
国民が充分に論じられるような時期ありません。

以上をもって導入反対の理由とします。