先月の1日。小さな祝いを終えた夜。台所の勝手口で猫の声がした。 網戸越しに覗き込む黄色く光るビー玉二つ。人感センサーに照らされても逃げようとしない。ハチワレ、白黒、とがり耳。 おなかが空いているのだろう、祝いの客なら馳走して進ぜよう、と残し…
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