いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

またね!ゆうさく。

庭で過ごすようになってから三か月。
猫のゆうさくは消えてしまいました。

それまでにも帰ってこない日はあったし、
その夜が満月だったこともあって、
どこかで女の子と遊んでいるとか
ライバルと喧嘩でもしているのだろうと思っていました。

でも、翌朝帰らず、以来、全く姿を見せず。
すでに2週間になります。

心配ではあります。が。
「家の中に保護することはしない、今の自分にはできない。」
そう決めた時から、心の準備はしていました。

11月に入ったころから、ゆうさくには
ここ以外に、餌をもらえる場所ができた様子がありました。
急激に太ってきていたからです。

だから、一番可能性が高いのは
「そっちの家で飼われることにした」ってことでしょう。
おうちの中に入れてもらえたなら、何よりの事です。


農業用の水路と田畑が「けもの道」になっていて
車道を渡る猫がすくないこの地区では
交通事故は確率が下がります。

喧嘩のケガの方があり得ます。実際カサブタだらけでしたし、
猫だけではなく犬にもカラスにも喧嘩を売っていましたから。
その結果帰れないなら、それは
雄猫として充実した生だと考えます。


先日、地区の班長会議で「空き家問題」が議題に出ました。
誰も住まなくなってしまった家が、近所にも増えてきています。
そのおうちで飼われていた猫が、空き家をうろつけど餌もなく、
結局、野良猫になってしまったという事も聞きました。

ゆうさくの、あの人懐っこさ。
のともる勝手口のドアから「ここは僕のおうちかな?」と
中をのぞきこんでいた目玉を思い出すと、
ああ、そういう表情だったかも、と
なんだか腑に落ちました。

(来てすぐの写真と太ってからの写真)

 

三か月、この庭で安心して過ごせたよね、ゆうさく
風邪もケガも直った!
たっぷり太った!
知りえない君の今がどんなものでも
「あの三か月」は、きえない。
できる事はした!縁があるならいつか会える!

 

またね!ゆうさく。