いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

DM作り<長い後編>

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それにしても、
この先DM作りをどうすればいいのだろう・・・

助けてくれたのはまず、
写真のスタジオ・アーガス野口さんでした。困惑状態の私に、
「次回以降の道筋を作るためにやってみましょう。」と
さまざまな形でのプリントサンプルを作ることを申し出てくださいました。

次に意外な援軍、父の古パソコン。
Win98にくっついていた古いNECブラウン管ディスプレー。
ノートの液晶ディスプレーでの調整に限界を感じ
データ入稿自体をあきらめかけた私でしたが
こいつの存在を思い出してツナギツナギ。
おお、色きれい・・なにやら出来そうな気分になってきました。

NEC子ちゃんで作った修整データ原稿と
前回のオノウエ勝手に修整原稿をセットにして
野口さんにプリントアウトしていただきました。
同条件下で比較することで「印刷上がりの推測が出来ないものか」と考えたのでした。
ところがどう出力してもオノウエ版の修整原稿がオノウエ版のDMの色にならないのです・・
釉薬の色調までは何とかなっても花の白浮きが再現できません。

どうにもわからなくなって最後に相談したのが
印刷とデザインのエキスパート友人夫婦。
ご夫婦とも学生時代からの友人で、印刷会社を経て独立、
デザイン事務所を開いているこの道のプロ。
長い経験からの貴重なアドバイスをさくさくしてくれました。

「白い花にはインクはほとんど乗ってないのでこれは紙の色ですねぇ・・」
ぽむ!なるほど紙ですか。
蛍光っぽい紫寄りの白い紙だから、余計浮いて見えるんですね。
「ん~この原稿だと白っぽくあがる感じがしますねぇ・・・。
グラフをちょっとつまんで2位左斜め上に引っ張るといいかも」
↑超ありがとうです。


で、最終的に
紙がやや黄色めという、別の業者さんで再印刷してみました。
新規参入の会社みたいです、ピーネットさん。
沢山の方に助けてもらって出来上がった原稿を、
とにかく一度、印刷してみたかったのです。
(・・・キャンペーンやっててすごく安かったのも正直ありますw)

これが今日仕上がってきました。
作品に関しては
作り直してよかった感じ。2社比較して写真にして見ました。

ただ、このピーネットさん、一梱包内での色のバラつきが激しすぎる・・・
特にバックが紫から灰色まで激しくばらついてます。(三枚重ねの写真)
「色調整しつつ印刷しました→OKと思う所で1000枚印刷して納品しました。」
従来の印刷屋さんであがってくるのがこんな工程イメージで、
すべて同じ色で納品される事と比べると、ピーネットさんの物は
「色調整をしつつ1000枚だけ印刷しました。→調整途中のも入れて納品しちゃいました。」
って感じです。次回は・・・う~ん。
(この部分は日記兼アンケートメール
「ご不満な点やお叱りのお言葉、ご要望など」への公開回答です。)

  後日追記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ↑この件、1時間後の夜中3時に(すごすぎる)
   ピーネットさんからお詫びメールがありました。
   翌日、
   「印刷過程で”赤転び”というべき赤が強い状態だった」という旨
   電話連絡を頂き、「刷り直しします」というお申し出がありました。
   対応は懸命にしてくださる感じです。
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━追記ここまで


・・・・最後に、
夕食時間になっても
印刷屋さんと電話が終わらないんでごはんできてないとか、
気をとられて
タンドリーチキンににんにくしょうがを入れ忘れとか、
音読カードにサイン忘れとか
ご飯の炊忘れとか、あれとかこれとかを
責めることなく助けてくれた同居人達にも感謝を追記しときます。


頂いたコメント……………………………………………………………



しかし、大変だったね。
インクの色、紙の色・・・質感も伴う中間色はとても難しいもののようですよね。

僕も、ビックリするDMが出来てくる事があります。
それも、画廊が、全部やってくれてお金も画廊が全部持ってくれて、
「先生、いいのが出来たでしょ!」なんて、得意顔で言われて渡された時には、
何と言ったらいいのか・・・。なんてコトも。

[ 一閑 ]

2008/7/21(月) 午前 10:17


一閑先輩、どうもです~
そんなビックリDMの時、
うまく回避する方法ってあるんでしょうか?
へたくそに回避してしこりを残したことなら
何度でもあるのですが・・・ご教授お願いします。(真剣!)

[ いむげむ亭 ]

2008/7/21(月) 午後 2:34