場所
歌舞伎町のような雑居ビル立ち並ぶ大通り。
歩道のベンチで通りがかった友人と話している私。
時間
夕暮れから宵に差し掛かる時刻。
道の反対側に突然象が出現。
向って左から右へゆっくり歩いている。
ビルの2階まで届く濃灰色のインド象で、背中に人が座っている。
筋肉質の中年のおっさんで、半白角刈り、色白、ランニングに半ズボン。
顔は20年前の すまけい。書いた様ななまずひげ付き。
実写版パロディ阿弥陀仏然としたあぐら姿勢ですわっている。
光背状に「ふちだけタンバリン(小さなシンバルみたいなのが2段についているタイプ)」が
背中に特大・頭に小、各1個づつ付いていて、ちゃらちゃら鳴っている。
象はのそのそと歩いていき
とあるビルの2階で営業中の炉端焼風居酒屋の前でとまり
中のチンピラ店員と、象の上のおっさんが口論。
小競り合いの末、
仏のおっさん実力行使系小規模勧善懲悪を施す。
つまり、象の上から殴ったらしい。
良くは見えなかったが店員が店の中に向って倒れこんでいた。
そのまま何事も無かったかのように
歩き出した象とおっさん。
(ここでリアル目覚ましによる中断無常。)
・・・すがすがしい朝。