いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

新年早々だが終了

新年早々「終了」のお話です。
 
 
その1【田つくり】
たつくりは鰯のジャコで出来てます。
胡桃やアーモンドをトースターでチン!
食べる煮干をレンジでチン!
全部混ぜ醤油砂糖をからめて再度チン!
そうやって毎年作ってきました。
 
でも・・・・・・
鰯は去年、汚染が報道されました。
我が家では普段にも食べるのをやめています。
この正月は何とか震災前のジャコを冷凍保存しておいて作りました。
今後いつになったら、汚染されてない鰯・ジャコを入手できるのでしょう?
 
田の豊作を祈る「田つくり」
土壌の検査も、田起こし前の対策もしなかったこの国で
汚染ジャコを噛み締めてまで何の豊作をいのるやら・・・
なんだかなぁ・・・

その2【黒豆】
毎年地元の新しい黒豆を買って煮ていました。
でも大豆はセシウムを吸着しやすい食品とのこと。
このお正月は、「過年度産」を買い置き使用しました。

虫が食ってるものがある・・・・しょうがないけど。
食いカスがなくなるまで何度も水を替えて洗いました。
皮が剥がれないように慎重に慎重に。

しかし、手をかけても残念ながら所詮ヒネ豆。
いつもと同じに煮てもなかなかやわらかくなりません。
結局少し硬いまま。
 
丹波黒を買えばいいのか、と思ったのですが
丹波黒豆の名前で売っていても
別に丹波産とはらないって、
これもなんだかなぁ・・・
 
その3【のり餅】
まず、もち米の出所はわかりません。
お米はまだDNA鑑定できたりしますが、
米粒の姿をとどめることなく搗きあげられた餅ではそれも無理。
加えて海苔
今も手元の海苔を見て微妙な気分です。
「産地・国産」って書いてあるんです。
国産の何処かってことが知りたいのですが。
わざわざわからなくしているように思えて
なんだか(略
 
その4【その他】
昆布巻き・蒲鉾・達巻
・・・
どれをとっても原料の汚染懸念になんd(ry
 

私は日本の伝統食・重箱のおせちの
彩り豊かでめでたい姿が好きです。
もったいぶって語られる、食材の意味が
よく見ると駄洒落ばっかりっていうのも
何処かのんびりしていて憎めない感じ。
駄洒落料理を恭しく箱に並べ、飲み食べて祝う
そんな日本のお正月が好きです。
 
いや・・・・
好き「でした」
 
過去の話になってしまったのですよね、あの時から。
「失ってしまったのだ」という現実をくり返し知る。
新しい年の始まりにも、また。
 
そしてくり返し強く願わなければと思うのです、
「これ以上失う事がないように」と。

頂いたコメント……………………………………………………………
すてきな年賀状いただきました。
ご苦労がわかってみると、さらに有り難さが倍増。ほんとうにありがとうございます。
それから、食卓のあれこれのことですが、老婆心ながら。
わたしは生活クラブ生協という生協の共同購入を利用しています。熊谷支部役員もしています。でも、そちら方面には組織できてないのですけれど・・・(江南や寄居はあるのに)。
ただ、このところいろいろ思うに、自分の体は自分で守る。これっきゃないですね。規則正しい生活。租借三十回。でも子ども達には細心に心を砕きたい。母はがんばらないとですね。
応援しています。

さきたま新聞

2012/1/6(金) 午後 2:00

にじ様
応援コメントありがとうございます。
生活クラブ生協、存じ上げてます。昔々、別所沼付近で教えていましたからお昼ごはんはいつも本部の定食を頂いてました。
生活クラブは・・加入検討していた頃、深谷は品目も少なくて不自由だったのです。(冷凍食品もまだでした^^)
結局パルコープに入ったのですが・・・現在は都合が合わずやめてます。
事故後も「国の暫定基準値に従う」対応にあきれてしまい復活せずでした。
放射線量への取り組み次第でまた始めようかとは思ってますが、国産原料にこだわる生協は本当に安全なのか悩み中なのです。

[ いむげむ亭 ]

2012/1/19(木) 午前 9:12