この木は、ここにすみはじめたころ?
母が【猿蟹】のカニよろしく【美味しかった柿の種】を埋めました。
(たぶん、岐阜の伯父から送られてきた富有柿です)
接ぎ木だろうし、交雑もある
実生は親の味とは違うんだけどなぁ・・・と思いつつも
特に反対するほどの事でもないので傍観。
芽が出ないからって毎日「ちょん切るぞ」等
庭で脅すほどの熱意など持ちようもなく
すっかり忘れているうちに、
なんとなく、育っていたらしいのですな。
花も実もないままに、柿8年?いや9年10年、
いくら経っても生えているのは【葉っぱ】だけでした。
それどころか、年2回ペースでイラガが発生する厄介者。
さりとてひっこ抜くほどの情熱もなく
邪魔な伸び過ぎ枝を刈り込む程度で放置してたら、
アラ びっくり!
数年前から2個3個と実がなるように。
予想通り、親に似ず【 しぶしぶの渋柿!!】ではありましたが、
ここまで育ったのにひっこ抜くのもなぁ、と思ううちに
10個の年・ゼロ個の年・ゼロ個の年・・・と来て
今年は100個近く、成りました。
そんなわけで今年は
【焼酎渋抜き】も【冷凍渋抜き】も【干柿】も
全 部 やってみました!
どれも甘く、おいしく出来ました。

(←100均購入のハンガーホルダー使用、
取り込み自在な干柿)
さらに調子に乗って、
干柿作りで出た皮や、虫や鳥に喰われたものや、
取るときに落として割れてしまったものを使って
【 柿酢 】なるものに初挑戦。
柿を適当に容器に入れて、虫が入らないように布をかけ蓋をして
時々混ぜながら1カ月程度経過。
中は・・・・こんな感じ

白いどろどろは
「酵母菌の固まり」らしいです。
香りはまさに【酢】、
かき混ぜるときになめてみたら
酸っぱくて丸い甘みがあり、
さわやか。
お正月のナマスは、このお酢と干柿で作りたいな。