いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

柿実る

この木は、ここにすみはじめたころ?
母が【猿蟹】カニよろしく【美味しかった柿の種】を埋めました。
(たぶん、岐阜の伯父から送られてきた富有柿です)

接ぎ木だろうし、交雑もある
実生は親の味とは違うんだけどなぁ・・・と思いつつも
特に反対するほどの事でもないので傍観

が出ないからって毎日「ちょん切るぞ」等
庭で脅すほどの熱意など持ちようもなく
すっかり忘れているうちに、
なんとなく、育っていたらしいのですな。

花も実もないままに、柿8年?いや9年10年、
いくら経っても生えているのは【葉っぱ】だけでした。
それどころか、年2回ペースでイラガが発生する厄介者。

さりとてひっこ抜くほどの情熱もなく
邪魔な伸び過ぎ枝を刈り込む程度で放置してたら、
アラ びっくり!
数年前から2個3個と実がなるように。

予想通り、親に似ず【 しぶしぶの渋柿!!】ではありましたが、
ここまで育ったのにひっこ抜くのもなぁ、と思ううちに
10個の年・ゼロ個の年・ゼロ個の年・・・と来て
今年は100個近く、成りました。

そんなわけで今年は
【焼酎渋抜き】【冷凍渋抜き】【干柿】
全 部 やってみました!
どれも甘く、おいしく出来ました。
イメージ 1



(←100均購入のハンガーホルダー使用、
 取り込み自在な干柿)


さらに調子に乗って、
干柿作りで出た皮や、虫や鳥に喰われたものや、
取るときに落として割れてしまったものを使って
【 柿酢 】なるものに初挑戦。

柿を適当に容器に入れて、虫が入らないように布をかけ蓋をして
時々混ぜながら1カ月程度経過。
中は・・・・こんな感じ
イメージ 2


白いどろどろは
酵母菌の固まり」らしいです。

香りはまさに【酢】、
かき混ぜるときになめてみたら
酸っぱくて丸い甘みがあり、
さわやか

お正月のナマスは、このお酢と干柿で作りたいな。





柿酢の香りに、我が家の高3受験生曰く
『あ、私の足のにおいだ』

おい!(絶句)・・・・orz 

2015/11/15(日) 午後 8:45