ご無沙汰失礼しております。
子供が巣立ったこの春は色々色々ありました。
少々古い話で恐縮ですが、東京お出かけ話が溜まっていますので
ここでまとめておきたいと思います。
4月20日 東日本伝統工芸展初日。
まず、東京国立博物館「黄金のアフガニスタン」展へ。
チラシのトルコブルーに金の色彩に魅かれ観ることを決めたのですが、
展示自体の印象は金もトルコ青も面積が多くなかったような。
お客を呼びたいのはわかるんですけど、
あまりに宣伝と実際の色印象がズレすぎると
展示の質にかかわらず残念感が漂ってしまう気がするのは私だけなんでしょうか。
ただ、この展覧会は、深く観進むに従って
これらの文物が守られた経緯を知り
今後の保存への協力助力の意義に理解が深まりました。
民族の気持ちの拠り所になるような古い宝物。
それを守らねば、と思う気持ち、願い。
実際の暴力から護る体を張った戦い。
有意義であっても、これらのお題目だけ先に知っていたら
硬さを敬遠して観なかったでしょう・・・
ですから
結論として「チラシのデザイン」もナイス!、
乗せられて観た私もナイス!でした。
続いて、出口付近で告知の有った連動企画展
【バーミヤン大仏天井壁画展】へ。
会場は東京芸大です・・ですから久しぶりに母校へ。
(途中、慣れ親しんだ正門が移設されて
旧博動駅の対面にワープしててウワァオ♪)
タリバンによって破壊された石窟天蓋壁画を原寸大3D復元がメインです。
校門わきの古い建物、入って2階へ。
すると一部屋丸々暗闇で、足を踏み入れて
見上げ見回したら「ここは ほら穴!あ、頭上に絵が!」
プラネタリウムが満天の星平原へのトリップだとすれば
この部屋は「アフガンの失われた大仏の頭の上へのトリップ」。
しかも描かれているのは太陽神。おおお。
感動に浸りつつも、ふと時計を見ると、
そろそろ日本橋へ行く時刻。
懐かしい通学経路で上野駅、銀座線で【東日本伝統工芸展】へ向かいました。
(長くなりすぎたので、続きは後日アップします)