いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

人生、夏休みの自由研究

先日庭で、蝉の羽化に出会い、じっくり眺めた。

5匹も一度に次々と羽化が進む様子は、結構なドラマだった。

 

セミの抜け殻を集めておいたら、

里帰り娘の「何ゼミ?」の一言から、見分け方調べがはじまり、

雌雄見分けや、割合考察まで会話がもりあがった。

 

図書館の本を読んで、感動する。最近は中島京子さん。

聞いてほしくてブログに書かなくっちゃと思う。

 

空の雲を眺めて、季節や天候を読む。

環天頂アーク、虹、トンビ、巣立ちの燕、

人工衛星、むくむく育つ金床雲。

 

モロヘイヤは硬そうな茎を差し芽にしてみる。

地面に刺しておくと勝手に生きていく不思議。

勝手といえば土から勝手にに出てきたトゲトゲ蔓に雌花が付いた。

実るのはカボチャ?スイカ?ズッキーニ??

これも目が離せない。

 

もうひとつ目が離せないのがイチジクの樹。

カミキリムシは害虫だけど絵のモデル。

青い実を観察し、明日、甘くなる実を先読みしないと

鳥に先を越されて食べられない。今日は鳥の勝ち。

美味しい所だけつついて、空っぽにされちゃった。

 

猫の世話と病状観察に投薬。今日もかわいい。

 

日々のスケッチ、もちろん陶芸。

 

それぞれが

「自然観察日記」、「理科の自由研究」、「読書感想文」、

「植物水やり当番」「動物飼育係」そして「図画工作」?

 

・・・あれ?(ひらめき)

「私って人生が夏休みの自由研究の人!じゃん!」

 

なんか大発見な気がして、同居人にそう言ったら、

「確かに。【夏休みの自由研究業】を名乗れば?」って、笑ってた。

 

毎年この時期になると、ラジオからも新聞にも

宿題の自由研究を嫌々やっつけるとか、

子供の頃嫌でしょうがなかった自由研究の思い出とか

挙句は「自由研究なんか必要なんでしょうか?」とか、

「否定的ご意見」ばかりが聞こえてくる。

 

だとしたら、私の人生って苦労の連続って事になりません??

本人としては十分楽しいんですけど。

 

むしろ、

どぎつい色の小さな液晶画面の前で囚人のように背を丸めて

長時間「ゲーム」にむかうという、彼らの「夏休みの自由時間」の方が、

よほど苦行に思えてしまうんだけどね。