いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

製作@納豆

とある
「毎日納豆をかき混ぜるのに塩梅がいい」と
私の器を使ってくれている友人がございまして。
3月末ごろ、彼が発した
納豆買えないことをかこつつぶやきが はじまりでした。

「つくれば?」と返信しようとして、
?でも? どうやってつくるんだろ?と、調べるうちに、

・・・・自分で作りたくなっていました。
 
「異国の風習であるヨーグルトが自作できて
自国の伝統発酵食が作れないはず無い・・」
まえからぼんやり思ってはいたんですが、
実験するには納豆が安すぎたんです
そういう意味では、「じっけんちゃんす!」だったのです。
(少し不謹慎な言い回しなので ひらがな にしてみました。お許しを)
 
イメージ 1
【材料】
大豆 150g 使い残りですが、昨秋の豆。
納豆 10粒 ※冷凍してあった
熱湯 30cc
【道具】
ヨーグルトつくりヒーター・よーく洗った牛乳パック 
 
 
 
 
【手順】
1、ステンレスの保温水筒に洗った大豆をいれ、
 熱湯を口まで入れて一晩放置。

2、ほぼ煮えてる豆をざざーっと出し、圧力鍋でやわらかく煮る。
 
3、大豆がゆであがる直前に、市販の納豆を10粒をぐい飲みに入れ、
 30ccぐらいの少量の熱湯で洗い、納豆菌をとりだす。
  納豆菌は熱に強く、死なない。
 しかもそれ以外の雑菌は湯で滅菌することができるんですって!
 
4、煮上がった大豆の水分をザルで切り、
 大豆が熱いうちに、3で作った納豆菌のついた湯をふりかけ、
 まんべんなく混ぜ合わせます。
【大豆が熱いうちに】→納豆菌は熱くても死なない。(前述)
 むしろヒートショックといって「熱をくぐるとがんばって発芽する」んですって!
 納豆菌を振りかけ終えたら、余計な水分はザルで切る。
 
5、 4を牛乳パックにいれ、上部に小さな空気穴を開けて
 【ヨーグルトつくりヒーター】にセット。
 
6、24時間後にたべる。
 
さて、24時間後。恐る恐る開封イメージ 2
 
・・・・しっかり糸を引いてます・・(感動)
ちょっと取り出して・・
醤油をかけて・・3粒ほど(もぐもぐ)・・・・
 
・・ふむ、これは納豆!大豆の香りが芳しい。
納豆のにおいは、それと別にきつい。でもおいしい!

4日分に分けて家族で味わいました。
 
 
あれからはやくも3週間。
スーパーに納豆が戻ってきました。
納豆が棚に並んでいる幸せ・・・手間を知って、納豆屋さんに感謝・・
 
「3個パック」をもつ手つきが、いつもより少し恭しくなっていたような。