ひびきの会 舞台報告
細部ではそれぞれ失敗もありましたが
ほぼ無事、好評のうちに終了いたしました。
未就学児32人を含む222人のお客様が
最後まで楽しんでくださいました。
今更な話ですが、
クラッシックの舞台は数々あれども
【小さいほうの年齢制限なし】なんて言うのは
他にきいたことがありません。
ひびきの会だけの快挙というか壮挙というか・・
むしろ暴挙の類かも(笑)
でも、ちゃんとコンサートが出来るんです。
もちろん
子供の出す音を騒音だと思う大人は最初から来ない
だから苦情も出ない、っていうのはあります。
でも、それだけじゃないんです。
例えば、32人ものオチビさんたちが、
リストの超難曲ピアノ演奏の迫力に
泣くのも、だだをこねるのも忘れて
まるで激しく美しい雷を見るような表情で
沈黙し固まっている様子。
動き回りたい盛りの3歳4歳児が、
40分以上もある「くるみ割り人形」を
自分の席に留まったまま、最後まで見て拍手をくれる様子。
沈黙や拍手は、演奏者や作り手の思いを
「受け取ったよ♪」という「しるし」だと思うのです。
音楽も画も、芸術なんてすべからく、
受け取る気のない人に届くものではありません。
親が「為になるから」と思って連れてきても、
聞く気のない耳には届きません。
そこを何とか届けられるよう
力を合わせて工夫した作品が、
ちゃんと届いた印の拍手。
こんな感激はそうそうあるものではありません。
私は、とても幸せ者だと思います。
最後の「花のワルツ」に差し掛かった時
「もう終わってしまうんだ」と少しさびしくなった位です。
(ま、その後、画像が1組「飛んで」いて
心臓バクバクのトラブル発生・孤軍奮闘の事態になるんですが・・・
そこは知っている人だけ笑ってください。)
いつもいつも同じ言葉しか出てこないのですが、
でも今回もやっぱり
【支えてくださったすべての皆様に感謝いたします】
ありがとうございました。