翌日。娘と二人で市の火葬場へ。
午後1時、快晴の空にからだを還す。
それは帰宅後、
諸々安置して一段落した午後3時ごろの事。
庭に出た私は、
「今はあのあたりかなぁ」と、空を見上げていた。
すると。
昨日拭いてあげたグルニャの胸元にそっくりの
白いワタワタのイワシ雲が、
それも「猫が両手を伸ばして飛ぶ形」で
家の真上を跳びこえよう!としていた。
うわ!もう帰ってきてくれたんだ!
しかもこんな特大スケールで?!
・・そう思いつきはしたけれど、
これで騒ぐのはあまりに安直すぎるよな~と、
大人の自制をしつつ、雲を見上げ続けていた。
と!
頭上でその雲が虹色に光り始めたのです。
(いや,ホントに)
ほんの数日前、同居人(専門は地学)が教えてくれた
【環天頂アーク】(かんてんちょうあーく)。
観てきれい、名前もスターウォーズみたいでかっこよい。
空の氷の粒がみせる気象現象なのは重々承知、
だけど!
大きな声で娘を呼んじゃってました!
「来て!グニャ帰ってきた!すごい!虹の雲!」
まさに天頂、頭上モフ雲に浮かぶ虹の切片。
サンダル突っ掛け、出てきた娘と二人、見上げていると
みるみるその背景が白く輝きを増し
一層鮮やかな虹色が浮き上って・・・
(うまく映っていませんが実際の画像です↓↓)
・・みとれる親子・・・
「・・これは・・ニャン天頂アーク、だ、な。」
「うん、さすがグニャ。違うわぁ。」
光はその後も長く空にとどまって
とどめに
虹の中央を飛行機雲を引いた飛行機が
突っ切っていくという・・
最高にゴージャス!
空からの挨拶!
その後、猫胸モフモフ雲は、
スーパーマンのように両手を前に伸ばしたまま
心で手を振る私たちの頭上こえて
ゆったりと旅立ちました。
さよなら、ありがと、ありがと。
またね。
(こんな感じで雲の上から見降ろしてると思うの図)