猫心臓と三年
家で飼っていた(?)走る動物は
ちょっと遠くの大学に一人暮らしに出した。
文化祭、来年のアパート探し、
古くからの友人の息子さんも同じ大学にいるから
誘い合って合う約束もある。
出来れば私の両親も連れて観光も加え、泊まりで行きたい。
そこで、問題は猫の心臓だ。
愛猫 グルニャン 7歳 おんニャのこ
愛称 グニャ子、グーニャン、グニャグニャミョミョーン、にょにょこ
ニョニョリ、ニョリ子、グニャグニャピユーン、ピユーン子ちゃん
ぐるぐるにゃん子ちゃん ・・・その他溺愛呼称多数。
この猫について家族になった経緯は以前書いた(気がする)ので略すが、
小5だった子供が自分の猫として世話をする約束で家族になった。
以来、
反抗期ガキとの不毛な日々を【ふわふわの毛】を以て癒し、
硬直する夫婦の危機を【ぷにゅぷにゅの肉球】を以てやわらげ
我が家の平和に貢献してきた。
異変が起きたのは3年前2013年の5月。
走る動物が高校に入り、落ち付いたあたり。
数日機嫌の悪かったグルニャンの呼吸がおかしいと気付き、病院へ。
(以下、病状になります。
読むとつらくなる方、読みたくない方は下の
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼まで
スクロールしてください)
即救急扱い、酸素吸引、
麻酔が命を奪いそうだからと麻酔なしで肺に注射針。
押さえつけられながら肺の水を抜かれるグルニャ。
抜いても抜いても出てくるスイカの汁のような水、水、水。
超音波での検査。先生の話。
生まれつき心臓の弁がどちらも不完全だったらしいという事
がんばって生きてきたけれど、オーバーワークの心臓から外に水が漏れている事
胸にたまったその水が、肺を浮き袋のように押し上げて圧迫し
呼吸困難を引き起こしていた事、
腹筋で横隔膜を上下した【努力呼吸で】しのいでいた事。
(詳しい病状ここまで)
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
すでに心臓は疲弊してくたくただという事
対処療法しかなく、先に限りがあると言う事・・
とりあえず明日へ、一緒に明日に行こう、と言いながら一日一日。
呼吸を数え、薬を与え、電気あんかや断熱材を工夫して寒さを防いだ。
もうだめかと思う事も何度かあったが、
そこは筋金入りの奇跡生存猫である。
今年7歳、めでたく「高齢期」に達する事が出来た。
猫とは関係なく
飼い主である走る動物は成長し、通過儀礼的重要行事は次々とやってきた。
家を空けるたび、子供は猫に声をかけていたものだ。
「帰ってくるまで生きていてね」
そうやって、関東大会、インターハイを決め、推薦資格のかかる全国大会を超え、
大学受験を超え・・大学生になり、本格的に家を出た。
・・もう、いいかな、書いても。
発病から3年と4カ月。やっと猫の事を書く気持ちになった。
今後は折にふれ、猫の心臓の事も書いていこうと思う。
明日もグニャが甘え声で起こしに来る事を願いながら、
どうやってあの山へ出かけたものか、
思いを巡らせている。
ちょっと遠くの大学に一人暮らしに出した。
文化祭、来年のアパート探し、
古くからの友人の息子さんも同じ大学にいるから
誘い合って合う約束もある。
出来れば私の両親も連れて観光も加え、泊まりで行きたい。
そこで、問題は猫の心臓だ。
愛猫 グルニャン 7歳 おんニャのこ
愛称 グニャ子、グーニャン、グニャグニャミョミョーン、にょにょこ
ニョニョリ、ニョリ子、グニャグニャピユーン、ピユーン子ちゃん
ぐるぐるにゃん子ちゃん ・・・その他溺愛呼称多数。
この猫について家族になった経緯は以前書いた(気がする)ので略すが、
小5だった子供が自分の猫として世話をする約束で家族になった。
以来、
反抗期ガキとの不毛な日々を【ふわふわの毛】を以て癒し、
硬直する夫婦の危機を【ぷにゅぷにゅの肉球】を以てやわらげ
我が家の平和に貢献してきた。
異変が起きたのは3年前2013年の5月。
走る動物が高校に入り、落ち付いたあたり。
数日機嫌の悪かったグルニャンの呼吸がおかしいと気付き、病院へ。
(以下、病状になります。
読むとつらくなる方、読みたくない方は下の
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼まで
スクロールしてください)
即救急扱い、酸素吸引、
麻酔が命を奪いそうだからと麻酔なしで肺に注射針。
押さえつけられながら肺の水を抜かれるグルニャ。
抜いても抜いても出てくるスイカの汁のような水、水、水。
超音波での検査。先生の話。
生まれつき心臓の弁がどちらも不完全だったらしいという事
がんばって生きてきたけれど、オーバーワークの心臓から外に水が漏れている事
胸にたまったその水が、肺を浮き袋のように押し上げて圧迫し
呼吸困難を引き起こしていた事、
腹筋で横隔膜を上下した【努力呼吸で】しのいでいた事。
(詳しい病状ここまで)
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
すでに心臓は疲弊してくたくただという事
対処療法しかなく、先に限りがあると言う事・・
とりあえず明日へ、一緒に明日に行こう、と言いながら一日一日。
呼吸を数え、薬を与え、電気あんかや断熱材を工夫して寒さを防いだ。
もうだめかと思う事も何度かあったが、
そこは筋金入りの奇跡生存猫である。
今年7歳、めでたく「高齢期」に達する事が出来た。
猫とは関係なく
飼い主である走る動物は成長し、通過儀礼的重要行事は次々とやってきた。
家を空けるたび、子供は猫に声をかけていたものだ。
「帰ってくるまで生きていてね」
そうやって、関東大会、インターハイを決め、推薦資格のかかる全国大会を超え、
大学受験を超え・・大学生になり、本格的に家を出た。
・・もう、いいかな、書いても。
発病から3年と4カ月。やっと猫の事を書く気持ちになった。
今後は折にふれ、猫の心臓の事も書いていこうと思う。
明日もグニャが甘え声で起こしに来る事を願いながら、
どうやってあの山へ出かけたものか、
思いを巡らせている。