いむげむ亭 ▼ 時々日記

陶芸家 中島惠のブログです。HP→いむげむ亭日常http://imugemtei.g1.xrea.com/

降参! 鳥が教えてくれた空


うまく書けないまま、何か月も過ぎてしまって、
ブログの停滞原因になってたの紹介。

あれこれ手作業をしながらも、
「うまく伝わる書き方ないかなぁ」と言葉を探し、
思いついた気がする度に、
キーボードに向き合ってきたのだが・・・
書いても書いても消すばっかり


もう!!全然うまくいかないのっ!!

しょうがないので、もう降参します。

 

紹介文書こうとしてうまくいかなかった本はこちらです!

(本自体は、わかりやすい読みやすい作品なのですよ。)

*-----*-----*-----*-----*-----*

【鳥が教えてくれた空】 (集英社文庫)

 三宮 麻由子 著  

*-----*-----*-----*-----*-----*

 

何がダメって、
わたしが紹介を書こうとすると、
どうにもステレオタイプな分類単語」が並んでしまうんですわ。

「一番に伝えたい、読んで心にズンと食らった思い」から
離れるばかりになってしまって。


書きたいことと、違うんだなぁ・・・

 

その違いを例えると

【植物図鑑で「花の名前」と「植物学的分類」を読んでのわかった感】

【同じ花が一面満開の花畑に立って、見上げるとひばりが飛んでて

風に吹かれながら深呼吸をした幸福感】

それぐらいの違う文になってしまうのです。

 

なんでもいいので、この本を手にしてください。

ダマされたと思って読んでみてください。

 

私が読んで感じたことは・・・また別に書く事にします。

ああ、やっと肩の荷が下りた!

戦争、終わり!

すみません。嘘です。

エイプリールフールです。

あまりに終わってほしかったので、嘘をついてみました。

 

三月の日記は、こんな情勢もコロナもあって
なんだか面白い読み物にできなかったので
アップしませんでした。

 

今日は(嘘じゃない)近況報告だけで失礼します。

●家族全員コロナには捕まらず元気です。 

●同居人は転勤。娘が生まれた時の勤務先に再任用です。

●「鎌倉殿」に出てくる重忠公の家(塚も)
 【重忠公園】が、桜満開。散歩に行こうっと。

●そういえば、今日は結婚記念日です。

 

さあ、春。新年度!

♪ Always Look on the Bright Side of Life ~ ♪

読んだ本『飛ぶための百歩』

飛ぶための百歩という本を空に

『飛ぶための百歩』
ジュゼッペ・フェスタ作
岩崎書店

 

夏のドロミテ渓谷を舞台に
5歳で視力を失った14歳の男の子と、
山小屋で出会った同じくらいの女の子
まだ飛べない鷲のヒナの「二日間」の物語です。

 

読み始めるとすぐ、スッとに行けます。
一度でも山歩きをした人なら誰でも、
その記憶が呼び起こされるでしょう。
い日差しの登り道から、一歩樹林に踏み込んだ時の
ヒンヤリ感針葉樹の香りまれるあの感じ
  最初の数行でその世界に入ってしまえば
 (多分、子供さんでも)わくわく読み進められます。

「いつでもまずは目が見えない人扱い」にイラっとしている思春期の男の子と
彼に会って「なんか気まずい」と会話ができない思春期の女の子。
一方、絶壁の巣で餌を待つ鷲のヒナ君。
「見えない人生」に思いをよせつつ、展開にドキドキ。
彼らを大人視点で見守るもよし、入り込むもよし。

さくっと読み終えられるボリュームで
風が心地よいラストを迎えられること間違いなしです。

冬期パラリンピックももうすぐ。
誰かにプレゼントしたくなるかもです。
(かくいう私も柄にもなく紹介しております。)

 

蛇足ながら・・・

「自分は速読タイプ」と思われる方には、
ちょっとゆっくり読む事をお勧めしておきます。
ホントに読みやすいのでササっと読めばよめちゃうんですけど、
山の空気を醸す時間を取りながら読む方が、
心の飛距離が出ると思います。

 

2月1日は家の祭日


本日、両親は60年目の結婚記念日。
で、我が同居人も誕生日。
ワンコのユンタ君も今日が推定生誕日でした。

そんなわけで、今日は我が家では祭日♪なのです。

 

このお正月、集まって祝うのを見送る相談をした時には
「2月1日にいろいろ収まってたら、
みんなでごちそうを食べに行こうね」と
約束していたのですが・・・・

 

それどころじゃない感染者数、
そして、いよいよ同居人の職場でも・・・。

 

ごちそうの先送りは残念ですが、
猫も含め、全員無事で今日を迎えられただけでも
めでたい事!!

 

ケーキ(同居人の分は子供からのプレゼント)と
イワシのカピソースでつくるアラビアータ
ビールに、コーンポタージュなどで
夫婦で祝う予定です。

おっとこんな時間!

作らなきゃ。f:id:imugemtei:20220202165205j:plain

2022 元旦

あけましておめでとうございます。

冷え込みはあっても晴れ渡る三が日。
皆さま新年をどのようの迎えられたでしょうか。

「子」(元走る動物。今、地方公務員)も戻って
家族3人と猫、家で迎えるお正月でした。

 

元日はおせちと煮物からの、お雑煮。
伊達巻はちょっと焦しちゃったけど、
互い違いに並べれば「おしゃれ」に見える!(多分)。
同居人の手による紅白膾には、
自家製の柿酢使用。うまみを添えてます。

f:id:imugemtei:20220103205613j:plain

おせち2022

頂いてしまった賀状を出しがてら、近所の井椋神社へ初詣。
家族そろって散歩のひなた道。
「家族そろって」が貴重な時間。
いつまでも続いてほしいと、心底思いながらも
口に出るのは「バカ話」ばっかり。

2日には両親に会って、黒豆を届けました。
「子」の買い物にあれこれつきあったら
もう夕方。(フライパンと、服)

夜のメインは特大の「カンパチカマの塩こうじ焼」に舌鼓。

 

3日はおせちと煮物、雑煮再び。
栗きんとんの代わりの「渋皮煮」が好評でした。
昨秋に作ったのですが、
瓶に詰め、さかさまにして煮沸したら上手に保存ができてました。

 

一年の計を三が日で占えば
今年も「食い福」は大吉模様。

「困難ありの予感」なのは
【体重とコレステロールの数値】ですなぁ・・・(初笑

 

当ブログ、
本年もぽつぽつと書き続けていく予定です。

出来ましたら、コメントなどいただけると
本人、喜びます。(静かな読者様でも十分ありがたいのですが。)


2022年も宜しくお付き合いのほど、お願い申しあげます。

猫箱の床暖房

今週のお題「あったか~い」

猫ぬくぬく♪ 猫箱の床暖房を自作しました。


使ったのはアマゾンで購入したUSBヒーター 483円(送料税込み)。
注文から到着まで1か月かかったけど、安い!!

f:id:imugemtei:20211201090957j:plainf:id:imugemtei:20211201090946j:plain

防寒ジャケットに使われているヒーター素材なのです。
これを使って、猫寝床の床暖房を作ろうと思います。

 

まずスイッチ部分。

f:id:imugemtei:20211201085615j:plain
↑こんな風に、胸のあたりに縫い付けて使うのが本来の使い方です。

猫のゲージの外にスイッチとしてぶら下げたいのと、
配線の曲がり部分が引っ張られて断線するのを避けたいのと、
両方をかなえるには????と、考えた末、選んだのは

f:id:imugemtei:20211201091332j:plain

「梅干しの入っていたプラケース」w

f:id:imugemtei:20211201091526j:plainf:id:imugemtei:20211201091438j:plain

当たりをつけて、三つ又になってる鼠歯錐で穴をあけてから

ノコとカッターで配線溝を成形。

 

f:id:imugemtei:20211201091711j:plainf:id:imugemtei:20211201091728j:plain
アルミ針金いれて吊るせるように。

スイッチ直下の配線を丁寧に切り込みにはめ込みます。

f:id:imugemtei:20211201092040j:plainf:id:imugemtei:20211201092345j:plain

配線はテープで安定させてっと。布部を接着材で止めます。

計算違いだったのは、スイッチ裏がシリコンで接着剤が効かなかったこと。
洗濯も想定されているので、縫い付ける仕様なのでしょう。

手持ちのリボンバンドでくるんで保定、紐をつけて吊り下げられるようにしました。

 

次はヒーター部分。

f:id:imugemtei:20211201092538j:plain

発熱部は、下に逃げる熱を防ぐアルミ蒸着シートと共に、
防水防汚を考えてジッパー袋に入れました。
高齢の病ネコですから、汚すことも考えて。
電線の両脇までジッパーを閉じればよいだけ。楽チン。

f:id:imugemtei:20211201092637j:plainf:id:imugemtei:20211201093256j:plain

通電して温度確認。
熱くなりすぎないか、この素材でよいか、時間をかけて確かめます。

発熱部を猫の巣箱の毛布の下に入れて、
スイッチを猫ゲージ外につるしましょう。

 

猫は人をよく見ていて、私が何かした後は
「自宅(猫箱)が快適になっている!!」のがわかっていて、
作業中から興味津々、待ち構えてます。

設置後はすぐに確認に来て・・・

f:id:imugemtei:20211201093426j:plain
f:id:imugemtei:20211201093446j:plain
f:id:imugemtei:20211201093501j:plain


するりん、と、入って中でぬくぬく。

完成!

 

 

月蝕 2021秋

「今夜はほぼ皆既」と聞いて、
時間を合わせ、歩きに出た。

空には
ごく薄いオーガンジーをなびかせたような
緩やかな流れを描いている。
主役のお月様は、ほぼ皆既が終わるあたり
雲のフィルター越しにやんごとなき姫のよう、
かそけき姿で浮かんでおられる。

少し歩いて、
荒川にかかる橋から水面を見下ろすと、
月の波光はかぼそくて、ぼんやりと気配があるだけ。
黒々した川岸、神社の屋根、鎮守の木々のシルエット、
順に視線を上げていくと
空まで川が続いているようにみえた。

時間がたって、暗さを増した夜空の川で
三日月過ぎまで復した様子が私には  

光に包まれて天の川を往く に みえた。

 ・・・あの船に乗れたら、
 どんな命も浄くなれるだろう。

 ・・・あんな綺麗なものが空に輝いているのに、
 この上、何を作りたいんだろう・・・

 

満月に戻るまでを見届けたくて
帰ってからも、ちょくちょく外に出ては
お月さまを見上げた夜でした。


翌日。
同じ橋を渡ると、
雲のない空に十六夜の月。
川面の波光も刃物の鋭利。

 

が来る の ですね。